新潟・燕三条からフランクフルトへ、世界へ進出!!
フランクフルトへ来てから、早2年。デザインなどを通して、いろいろな方と出合い、知り合いました。今回は新潟の燕三条の背脂ラーメンで有名な「ラーメン潤」様が海外進出ということで、
・名刺
・ショップカード
・フライヤー
・Webサイト
等を行うフルサポートプランで制作を請け負いました。
フランクフルト在住の日本人へ向けて
フランクフルトに住んでいる邦人は約4000人とも言われています。日本人が携わっていない、まがいモノの和食、ラーメンが多いヨーロッパにおいて、
日本の本物を伝える
をコンセプトにしているのが、Ramen JUNです。フライヤーではそんな本物志向をぱっとわかるようにデザインしました。
Ramen JUNの「潤さん」のこだわりを
両面印刷なので、片方は日本語で制作しています。写真を白黒にし、少し紺がかった加工をいれてプロフェッショナル感を。次にショップカードで作った地図を加工し、全体の白に合わせるように配置。その地図の真ん中に日の丸をあしらった赤を背景にし、地図に焦点があたるように工夫しています。
地図で使用しているフォントはドイツの通り看板でお馴染の見やすい人気フォント「DIN」ファミリーから。TELなどの基本情報もDINを使用しています。日本語の「新規オープン」はどこか温かい出島明朝フォント。右のサブキャッチはゴシック体で文字間隔を大きく取って見やすくしています。
ドイツ語版ではラーメンを使う
和食は世界的に人気ですが、そもそもラーメンって何?という方も多いのが実情。そのため、ドイツ人向けのフライヤーはラーメンの画像を主体にしています。背景には金箔が入った和紙を使用し、少しパンチがでるように粗い墨を入れて、地図を見やすくしました。
ロゴで使用されているのは、女性雑誌、パリのイメージがあるDidotという有名フォント。右上のコピーは同様にDidotで組んでいます。その他のテキストは日本語と同じDINです。
最後に
フライヤーはデザインを行い、ネット上でドイツの印刷会社へ発注し、クライアントが受け取るまでを対応します。2万部という部数を印刷し、オープンに向けてこれから宣伝活動開始!!
画像を使えるので、いろいろな表現できますが、デザインをする初めは真っ白の画面からスタートです。クライアントの思いをわかりやすく、小さなA6(ドイツの工業規格)の紙に詰める。その最初の作業の取っ掛かりが難しいですが、一度その世界観を理解できれば、すいすいと進みます。
この調子でWebサイトもよいイメージを作り、必要な情報をわかりやすく伝える。デザインでブランディングをし、本物の美味しさでファンを作り、多くの方が来る人気店になるよう、お手伝いをさせていただます。
Ramen JUN – Frankfurt ※現在は簡易的サイトをオープンしています。
http://ramen-jun.de/