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スポーツを通して海外生活を豊かにする
バンコクのテニススクール「APF academies」様から今年の4月に依頼を受けた案件です。制作するのはロゴとサイトのフルサポート。6月中旬ごろからロゴを考えはじめ、約1ヶ月ほどかかり、新しいロゴが完成しました。
1.コンセプト
スポーツであるテニスを通じて
- 楽しく運動をすることで、健康的になる
- 横のつながりをもち、コミュニティーを作る
- 海外生活(暮らし)をサポートする
そのイメージをロゴの形とする
テニススクールにくる顧客はジュニアの子供たちから大人の方まで様々。その中でターゲットとなるのが、女性の存在です。今回は女性が見て、いいなと思っていただくよう配慮してデザインを行いました。
2.FONTを選ぶ
まずは「APF academies」という文字が一番きれいに見えるフォントを探します。まずはサンセリフ体でフォントをざっと組んでみます。
次にセリフ体で組んでみます。
最終的に3つのフォントを選びました。
- 少し可愛い感じの「Berlin Sans FB」
- ラインが親しみやすい「Chianti Win95T」
- かっこいいセリフ体「OrigGarmnd」
3.マークをデザインする【案01】
スケッチしながら、APFの文字をつなぎ合わせ、ロゴの形をさぐります。最終的に、繋ぎ合わせて、スペースをつくりコンセプトに合うような形が出てきました
真ん中にラインが入り、Aの形をかたどったラインは支えることを象徴しています。そして、その真ん中のラインに番っているようにある4つの点は「仲間、コミュニティー」を象徴。
4.マークをデザインする【案02】
案2の形はテニスから連想。テニスボール、ラケットだとありきたりになるので、テニスをしている人が誰でも持っているであろう、テニスバックをシルエットに。
5.いろいろなカラーで見てみます
6. マークをデザインする【案03】
案01をベースにさらにシンプルなロゴに改良します。
円形はテニスボールを象徴し、その真ん中の線と枝は“ スポーツを通して、仲間、コミュニティーとつながっていく”という意味を持つ。
フォントもさらにオーソドックスなHelvetica、Gill Sansで組んでみます。
7.ロゴが決まる
こういうのはどうでしょうかか?と別の案も出しつつ、いろいろ検討し、議論した結果、案03のこのロゴに決まりました。カラーはCayenneのピンク。フォントは可愛い感じの「Berlin Sans FB」をベースに丸みとラインを調整しています。
最後に
制作が決まった際にちょうどバンコク経由で中国の湖南省へ取材に行くときでした。うまくスケジュールもあい、実際にテニススクールへ行き、夜はおいしい居酒屋でお酒を飲みつつ、いろいろとお話できました。
クライアントはバンコク。中川はドイツで制作。会うのは難しい…と考えていましたが、いろいろな偶然が重なりました。これは何かよい力が働いて名作が生まれるのでは!と期待もしつつ、全力でロゴを制作しました。この派手なカラーでサイトも元気いっぱいの感じで制作しています。