四川料理を毎日食べ続け始めたのは約17年前。
チベットが好きで放浪、23歳で四川省の成都と呼ばれる地に留学をし、生活費を稼ぐために現地で働いていたぼくは、毎日のように四川料理を口にしていました。
その種類は実に豊富で、留学期間は4年にも及びましたが、すべてを食べ尽くすことはできませんでした。
うさぎの脳みそや、豚の尻尾、あひるの嘴(くちばし)など、日本では食べたことのないメニューの数々に衝撃を受けるとともに、そのディープさに惹かれている自分がいました。
4年の月日でじっくりと醸成された四川料理への情熱は、帰国後も鎮火することなく、どんどん大きくなっていくばかり。
やがて、迷ったあげく覚悟を決めて脱サラし、貯めた貯金だけを持って四川へ渡り、親友の張勇に声をかけ、現地の本、サイト、口コミなど情報収集しながら、四川省中の飲食店200店舗にアポなし取材をしました。
そして一冊にまとめた本を出版したり、四川料理の食文化を伝えるWebメディアを立ち上げたりと、四川料理の魅力を外に向けて発信に力を入れていきました。
「四川フェス」は、その延長戦であり、また集大成でもあります。
■日本の麻辣ブームを知らない共著者「張勇」
実は一緒に取材をした四川人の張勇は日本で麻辣ブームがおき、こんなに四川料理が注目されていることをまったく知りません。
間接的に知っているけど、四川フェスの盛り上がりも知らないままです。
今まで日本へ来たことがないなら、今度の四川フェスに呼ぼう!!と2月に話をして、先日確認をしたら『まだビザが取れていない』という返答。
四川フェスまで間に合わないということになってしまいました。
四川フェスには間に合わないけど、とにかく彼を日本へ呼ぶ予定です。
彼はこの潮流をつくった影の立役者ですから。
ぼくに四川料理知識や四川料理愛があるとすれば、それを教えてくれたのは張勇です。
二年間一緒に住み、毎日一緒にご飯を食べ、成都中のおいしい店を探し食べ歩いた経験が僕の原点です。
■3/21(木)からスタート!
CAMPFIRE クラウドファンディング、“本気の素人”がつくる、世界最大の四川料理の祭典「四川フェス」を成功させたい!というクラウドファンディングを立ち上げます。
もしよければ、ご支援と拡散のご協力をお願いします!!
https://camp-fire.jp/projects/view/131659